フライスボールねじ化 その2 組立
今回作った部品(と買い物)はこれ。
設計したもののうち、X,Y軸の必要最低限のものだけ先に作って様子を見ることにした。加工の詳細は省略。ここまでできれば、あとは順番に組んでいくだけ。
ベアリングホルダにアンギュラベアリングを挿入。外輪側にシムを挟んで背面合わせ。正面合わせの方がナットのアライメント誤差を吸収しやすいが、外周側で予圧調整をしなければいけないので構造が複雑になる。
ベアリングホルダーでベアリング外輪を固定。
以前、ベアリングにキリコが噛み込んだことがあったので、オイルシールも付けた。
ボール軸の固定にファインUナットを入れようとして、あれ?入らない。改めて確認すると、シャフト側ネジはM12X1.5、ベアリングナットはM12x1.0。せっかくの緩み止めを使いたかったので、ナットにM12x1.5のタップを入れちゃう。緩み止めのベロをなるべく削らないように浅めに。
M12x1.0でも1.5でも入る変なナットになった。問題が出たら考えることにして、これでいく。
ベアリングブロックを組み立てた状態。
ボールナット部はこんな感じ。
テーブルを付けて、ベアリングブロックの位置を調整してアライメントを出して、モータ付けて。
Zコラムを組み付けてバックラッシ測定。
右からと左から同一座標に送ってダイヤルゲージでずれを確認。
ずれ量 元(台形ネジ)X軸0.07mm Y軸0.107mm Z軸0.032mm
ボールねじ化 X軸0.02mm Y軸0.100mm -
期待したより大きい。まあ、予想はしていたので、次、ボールねじのガタを調整する機構を付ける。