フライスボールねじ化 その1 ボールナット追加工
長年の懸案だったフライスのボールねじ化。やっと重い腰を上げた。
ちょっとづつ現物寸法を拾って作っているフライスの3Dモデルにボールねじ関連部品を設計して組み込み。
ボールねじはアマゾンで見繕ってOrgryのSFU1204を長さ違いで3本、加えて、ボールナット単体を予圧用に2個購入。Orgryにした理由は商品ラインナップにボールねじ単体を載せていたこと、径公差を含む図面を載せていたことから。現物の実績は全く知らない。
ボールナットはそのままではフランジが大きくて収まらないのでフランジを削ることにした。
元はこんな形。
ボールねじを分解して、
フランジをグラインダーで削る。
写真ではボールリテーナが付いてるけど、削る時は全部外して、削り終わったらきれいに洗う。
削り終わったら洗ってリテーナをはめ込んで、ボールレースにグリスを塗って、ボールをグリスで張り付ける。
今回、ボールは48個入っていて、ボールは3列なので一列16個づつ。
組み終わったら付属の保持シャフトをそーっと入れてタイラップで留めておく。写真ではシールが付いてるけど、すぐに組むならシールは付けない。(シールの螺旋とボールシャフトの溝の位相が合わないと入らないので)
後、保持シャフトの穴はボールシャフト端形状に合わせてざぐっておくと後でナットをボールシャフトに入れる時に楽。
こんな具合にボール軸端に保持シャフトを嵌めてボールナットをスライドさせて、後はナットを回しながら入れる。失敗するとボールを溝に張り付けるところからやり直しなので慎重に。
その2 組立に続く。